獣医師の資格をとるには

  1. /
  2. /
  3. 獣医師の資格をとるには

国家資格である獣医師資格

人間を診療する医師や歯科医師などとおなじく、業務を行うためには国家資格の取得が必須とされる仕事です。
目指すためには獣医学科を持つ大学のカリキュラムを修了し、国家試験を受けてパスする事が必須です。
スタートは獣医学科のある大学に入学して6年間のカリキュラムを学習する事ですが、獣医学系の大学は少なく、国公私立をあわせても国内に16校ほどという狭き門です。

獣医学科は受験生に人気が高いことも難易度アップに拍車をかけます。
さらに獣医系大学は学費が高く、私立大学ともなれば卒業まで1千万円以上かかります。
各大学の獣医学科によって特色を有し、動物の研究に強みを持つ大学もあれば、ペットや畜産動物の臨床診療に強みを持つ大学もあります。
大学選びに当たっては、自分がどんなタイプの獣医師を目指すのかを考えて選択する必要があります。
入学後は獣医学科で6年間学び、実習にも励んでスキルを身に付け、カリキュラムを修了して獣医師国家試験の受験資格者となる事が必要です。

受験資格取得後に獣医師国家試験に合格する

獣医学科のカリキュラムを修了して毎年1回実施される国家試験にパスすれば免許を取得出来ます。
難易レベルの高い試験ですが、約80パーセントの受験者が合格するレベルに設定されており、在学中にしっかり勉強すれば十分合格できるレベルです。

例年の受験者総数は、受験資格を得るための大学の定員が大きく変動しないことから、1200~1300人前後の範囲で推移しています。
そのうちの新卒者数は約千人で既卒者が約200人です。
2016年度の合格率は約77パーセントですが、新卒者では約90パーセント、既卒者では50パーセントに満たない合格率ですので、学習してすぐの新卒時が圧倒的に有利であり一発合格を目指さなくてはいけません。
試験日は例年2月に2日連続で実施され、試験実施地は札幌、東京、福岡の3都市です。
試験の内容は広範囲に及んでおり、関連する学説についての問題や臨床実地についての試験など広範囲に問われます。

獣医師の資格取得後は就職先を選定

幾つものハードルをクリアして国家資格を取得した後は就職先を選ぶことになります。
獣医師が働く職場は動物クリニックをメインとしてさまざまな職場があります。
最も多くの獣医師が働く職場はペットの診察を担う動物クリニックで、約半分の獣医師はこのクリニックで働きます。

テレビやSNSの影響もありペットブームは続き、都市部を中心に市街地や住宅街では多くの動物クリニックが見かけられます。
農協に所属する獣医師は畜産農家が飼育する牛や豚などの診察や健康管理を担い、畜産業の振興に貢献します。
以上の他、動物園に所属して飼育される動物の健康維持を担う獣医師や製薬会社や食品会社に勤め新薬や食品の研究を担う獣医師など広く活躍します。